ドキュメンタリー番組★ネタバレ注意★

　

こちらで紹介しましたドキュメンタリー番組
『ハリー・ポッター　完結の瞬間～J.K.ローリングの１年～』
[原題] J.K. Rowling: A Year in the Life
[制作] IWC Media（イギリス）2007年
7月23日19：00～19：45 教育テレビにて放送。

「地球ドラマチック」HPで予告編が見られるようになってます。

放送日まで１週間切ったので、こちらの番組表に掲載されたのですが、７巻のネタバレ注意が出ています！！
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▽全世界で大人気の小説「ハリー・ポッター」シリーズ。
その作者ローリングが完結編を執筆した１年間に密着した貴重な番組。
これを見れば、ハリーの魅力がさらに深まる！！
世界中で６５の言語に翻訳され、４億部を売り上げた大ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ。
執筆開始から１７年、ついに壮大な物語世界に完結のときが訪れる！
作者Ｊ．Ｋ．ローリングの陰影に富んだ人生が、生と死、善と悪、真実とうそが交錯するハリー少年の世界を生み出した。
作者が物語に込めた思いに深く迫る。
【番組の３０～３３分あたりに、完結編の末尾にふれる部分があります。ご注意ください】
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との事なので、7巻の発売日の夜に放送されますが、未読でネタバレを見たくない方は、録画して読了後に見るなどご自分で気をつけて下さい。

また、こちらで番組内容の詳細が紹介されています。
こちらはネタバレはありませんが、長いのでご覧になりたい方は「つづきはこちら」をクリックして下さい。


番組内容
　1997年にイギリスで発売されてからおよそ10年。
　世界65以上の言語に翻訳され、シリーズ全体の発行部数累計は4億冊を超えるとも言われる驚異的なベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ。
　その完結編「ハリー・ポッターと死の秘宝」が、いよいよ日本でも2008年7月23日に発売開始となる。

　カメラは、完結編を執筆中の作者J.K.ローリングに密着。インタビューを通じて、日々の様子から心のうちにまで迫った。
　生と死、善と悪、真実と嘘が切り結ぶハリー・ポッターの物語には、ローリング自身の陰影に富んだ人生が大きく投影されている。
　映画「ハリー・ポッター」のシーンや、2007年夏の完結編（英語版）世界同時発売のイベントの模様などを交えながら、一大ファンタジーを創造したJ.K.ローリングの人生を描き出す。

○失われた子供時代
　ローリングが15歳のとき、母親の難病が発覚。徐々に病状が進行する母の病気を前にどうすることもできず苦しむローリングは、一方で、父との確執にも悩んだ。母が亡くなり、父とも心を通わせられなかったローリングの少女時代は、「ハリー・ポッター」の作品世界に大きな影響を与えた。
　物語のなかで、幼くして親を失ったハリーが、両親を思うシーンがたびたび登場するが、失われた子ども時代を取り戻そうとするハリーの姿は、ローリング自身の姿でもあった。

○甘い嘘より厳しい真実のほうが耐えられる
　父親によって母親の死の床から遠ざけられたため、ローリングは母の死の瞬間に立ち会うことができなかった。ローリングは、今もそのことを深く悔やんでいる。
　ハリー・ポッターが常に真実を求める少年として描かれるのは、このときの体験がもとになっている。ローリングは、どんな真実であれしっかりと向き合う方が、嘘をついたり目をそらしたりするより、心が楽であることを体験したのだ。
　真実と向き合うことの大切さが、物語に託されている。

○どん底の経験が生んだモンスター
　ハリー・ポッターに登場する吸魂鬼（ディメンター）は、人間の幸福な思い出をすべて吸い取ってしまう怪物。この怪物は、離婚直後のローリングの経験から生まれた。ローリングはひどいウツ状態に陥り、かつての幸せな気分を二度と取り戻すことができないのではないかと激しく苦しんだのだった。

○絶対的な「悪」と、それに立ち向かう「善」
　ハリー・ポッターの世界には、現実の生活で私たちが出会うような苦悩や葛藤が描かれ、究極の「悪」も登場する。それは闇の魔術を使うヴォルデモート卿だ。楽しみのためや利益のために命を奪うヴォルデモート。それに立ち向かう存在としてハリーは描かれている。
　傷つきやすく無防備で、それでも戦い、愛し、希望を失わない魂を持つハリーは、ローリングが人間にとって何よりも大切だと思うものを備えた存在なのだ。

○完結編の最終章を書き終える瞬間をカメラは捉えた
　2007年1月、ローリングはついに「ハリー・ポッターと死の秘宝」を書き終えた。
　その心のうちには、物語には書かれることのない、ハリーの世界のはるか未来の予想図まで描かれているが、彼女は持てる力のすべてを使ってハリー・ポッターの世界に幕を下ろしたのだ。